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リフォーム成功に欠かせない “壁の下地”とは?
こんにちは、駒商(コマショウ)のゆるキャラ、コマガッテンだガッテン。
今日のテーマは“壁の下地”です。
何かにつけて、下地下地と大工さんもリフォーム屋さんも言うと思うんです。
塗装屋さんも左官屋さんもタイル屋さんも下地と言います。
壁にはどこでもなんでも付けられると思われている方もいます。
「棚を付けて」と言えば棚が付くと思っているし、大きな鏡を付けたいと言ったらどこにでも付けられると思いがちですが、実は多くのお家は耐火ボードを基本的には使うようになっており、この耐火ボードだけでは極端な話何も付けられないんです。
リフォーム屋さんは壁をコンコンと叩くと下地の有無が分かります。
ベニアだけの場合もありますし、ボードの後ろにベニアがある場合もありますし、ボードの後ろに桟みたいに入っている場合もあります。
桟のように入っている場合は、30cmや45cmなどピッチが決まっているので、取り付けられる位置も自動的に決まってきます。
例えばトイレなどは耐火ボードが使われていることが多く、「手すりを付けたい」という要望にお応えできないことがあります。
耐火ボードの裏に下地があれば取り付けることができます。
ちょっとした棚を付けたり、絵を取り付けたり、軽いものを付けるときは、ボードアンカーを使うと長持ちします。
壁に何かを付けようと思ったら下地がいります。
下地工事の有無は見積りに出ていると思います。
建築は下地が命なので、下地がうまくいかなかったら、最終の仕上げがぐちゃぐちゃになってしまいます。
リフォームの最中にぜひ見ていただきたいのは、下地の状態です。
空き家のリフォームをする際、リフォーム屋さんに「いつぐらいに下地やりますか?」と聞き、その日の夕方ぐらいに現場へ行って確認してみてください。
下地を入れるということは、クロスも張り替えなければいけないということなので、大工さんとクロス屋さんの手間賃がかかってきます。
また、全面リフォームのときは最初から下地を入れてもらうのがおすすめです。
下地を入れておいてほしいところや補強しておきたいところ、トイレ・洗面のタオル掛け、パイプハンガー・物干し場、棚を付けるところ、照明付近、カーテンレール付近、廊下、玄関など、この辺りは重点的に下地を入れておいてもらったほうがあとあと楽になりますよ。