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外壁塗装でローンは組める?リフォームローンの金利相場や返済シミュレーションなどを解説
目次
外壁塗装でローンは組める?リフォームローンの金利相場や返済シミュレーションなどを解説
外壁塗装はリフォームローンで費用を賄うことができます。ただし、金利相場やローンの種類をよく理解してから申し込まないと、割高な支払いになってしまう可能性があります。
そこで今回はリフォームローンの金利相場と返済シミュレーション、そして注意したいローンの種類などをわかりやすく解説します。火災保険を使って外壁塗装の費用を抑える方法や、補助金についても解説していますのでぜひ最後までご覧ください。
金利の相場と返済シミュレーション
現在の主な都市銀行のリフォームローン金利相場と、返済のシミュレーションは下の表のようになっています。ただしリフォームローンの金利は、この後で紹介する金利タイプなどの種類によって変わります。それぞれの違いをよく把握したうえで、申し込むようにしましょう。
- 主要都市銀行の金利相場と100万円あたりの返済額
金融機関 | 金利 | 金利タイプ | 返済額(100万円当たり) | ||
3年返済 | 5年返済 | 7年返済 | |||
三菱UFJ銀行 | 2.875% | 変動 | 29,026円 | 17,913円 | 13,157円 |
りそな銀行 | 3.975% | 変動 | 29,512円 | 18,405円 | 13,657円 |
みずほ銀行 | 3.975% | 変動 | |||
4.500% | 固定 | 29,746円 | 18,643円 | 13,900円 |
※2022年7月現在の金利
リフォームローンの種類
外壁塗装で利用できるローンには種類があり、「変動金利と固定金利」「有担保型と無担保型」というそれぞれ異なるタイプがあります。
変動金利と固定金利
リフォームローンは借入期間中に金利が変動し支払額が変わる「変動金利タイプ」と、借入中の金利が固定され返済額が変わらない「固定金利タイプ」があります。
「変動金利タイプ」は金利が低めで、できるだけ返済額を抑えたい方におすすめです。一方の「固定金利タイプ」は、返済額の安さよりも変動しないという安全性を重視したい方におすすめです。ただし金利が高めで取り扱っている銀行が限られています。
有担保型と無担保型
リフォームローンには工事をする建物を担保にしてお金を借りる「有担保型」と、担保を必要としない「無担保型」があります。主に借入限度額や借入最長期間、金利などが下の表のように異なります。
有担保型 | 無担保型 | |
借入上限額 | 1億円程度 | 1,000万円程度 |
最長借入期間 | 35年 | 10~15年 |
金利 | 低め | 高め |
一般的なリフォームローンでは「無担保型」が多く見られ、借入上限額は低めで借入期間が短かく、金利は高めです。「無担保型」で借りるときは、シミュレーションで返済額をしっかり確かめることが大切です。
「有担保型」は借入限度額が高めで、返済期間も長いのが特徴です。そのため高額な工事で利用することが多いのですが、保証料や抵当権設定費用などの諸費用がかかる点に注意が必要です。
外壁塗装でローンを組むメリット
外壁塗装でローンを組むことに抵抗を感じる方がいるかもしれません。しかしリフォームローンには、次のようなメリットがあります。
自己資金を使わずに済む
ローンを組めば、自己資金を使わなくても外壁塗装ができます。いざという時のために手元に自己資金を残しておきたい、しかし外壁塗装の傷みや色あせを何とかしたいという方にとって、リフォームローンは頼もしい存在です。
余計な出費を抑えられる
手持ち資金がないからと言って、外壁塗装の劣化をそのままにしておくと、外壁が傷んで補修や張り替えなど、多額の修繕費用がかかってしまいます。しかしリフォームローンを使って早めに外壁塗装を行えば、そうした余計な出費を抑えることができます。
審査基準が厳しくない
リフォームローンの審査基準は、住宅ローンほど厳しくありません。借りる金額が少ないことや、期間が短いことなどが影響していると考えられます。ただし先ほどお伝えした有担保ローンは、借入額が多めで返済期間も長くなるため、審査基準は厳しめになっています。
外壁塗装でローンを組むデメリット
一方、外壁塗装でローンを組むと、次のようなデメリットもあります。十分に理解したうえで、ローンを組むかどうか検討するようにしましょう。
利息がかかる
ローンでお金を借りるとどうしても利息がかかってしまいます。しかし、そのままにしておくことで劣化が進み、余計な修繕費がかかることになれば、利息以上の出費につながる可能性もあります。やはり今、外壁塗装が必要かどうかで、判断すべきではないでしょうか。
借りられる金額が少ない
リフォームローンで一般的な無担保型ローンは、借入額が多くても1,000万円程度です。そのため外壁塗装以外に増改築などの大きな工事を検討している場合は、借入額が不足することも考えられます。
ローンの申し込みと申請手順
外壁塗装でローンを申し込むには、まずリフォーム会社に外壁塗装の見積もりを依頼します。これは金融機関から、ローンの使い道や金額の確認で見積もりの提出を求められるためです。次に申込書に記入して、必要書類を添えて金融機関に提出し、仮審査を受けます。
仮審査が承認されると正式審査を受け、お金を借りる契約を金融機関と結びます。その後に工事を行い、完了すると、ローンが実行されリフォーム会社にお金が振り込まれます。初めての方は、間違いがないようにリフォーム会社にサポートしてもらいながら手続きすることをおすすめします。
塗料の種類やグレードと相場
外壁塗装を検討するときに、できるだけ費用を抑えたいと考える方は多いと思います。しかし、高額な塗料ほど耐用年数が長くなるため、できるだけハイグレードな塗料を使うことをおすすめします。
特にリフォームローンを使うなら、ワンランク上の塗料を選んでも極端に毎月の返済額が増えることはないでしょう。下記の表は下に行くほどグレードが高く、耐用年数も長い塗料になっています。参考にしていただき、長い目で見てメリットのある塗料を選ぶようにしてください。
塗料の種類 | 耐用年数 | ㎡単価相場 | 30坪の建物の費用相場 |
アクリル | 5〜8年 | 1,500円 | 18万円 |
ウレタン | 8〜10年 | 2,500円 | 30万円 |
シリコン | 10〜13年 | 3,500円 | 42万円 |
ラジカル | 12〜15年 | 4,000円 | 48万円 |
ピュアアクリル | 13〜15年 | 4,500円 | 54万円 |
フッ素 | 13〜15年 | 5,000円 | 60万円 |
無機 | 15〜20年 | 5,500円 | 66万円 |
※費用は塗装のみです。足場や補修費用、諸経費などは別途になります。
火災保険で費用を補えるケースもあり
火災保険は火事以外にも、台風や豪雨、大雪など自然災害による家の被害を補償してくれます。例えば台風で飛んできた物が外壁に当たって割れた、雪が積もって雨樋が曲がったなどというケースです。そしてその修理のときに外壁塗装を行えば、修理部分の塗装費用や足場代の一部を保険で補える場合があります。
ただし申請には建築と保険の専門知識が必要で、お客様が個人で申請するのは難しいでしょう。駒商では建物の被害状況を無料で確認し、火災保険を使えるかアドバイスさせていただきます。気になる点があればお気軽にご相談ください。
自治体の補助金を活用しよう
外壁塗装はお住まいの地域の自治体が補助金を用意しているケースもあり、条件を満たせば塗装費用を安く抑えられます。ただし補助金はその年度に使える予算額が決まっているため、たくさんの申請があると締め切り前に終了してしまうことがあります。
お客様自身で申請するには難しいケースもあるため、補助金を利用するなら早めにリフォーム会社に相談することをおすすめします。
まとめ
外壁の塗装が劣化すると見た目が悪いだけでなく、外壁に割れが生じたり、その結果、雨水が住宅内部に染み込んだりする恐れがあります。できるだけ早めに外壁塗装をしたいところですが、費用が気になりなかなか動き出せないという方もいるでしょう。
そうした場合、リフォームローンを活用すれば、自己資金を使わずに適切な時期に外壁塗装ができます。私たち駒商では、外壁塗装で使えるリフォームローンのご案内をいつでも行っています。銀行の手続きなどもしっかりサポートいたしますので、ご検討中の方はぜひ一度ご相談ください。