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フルリノベーションに最適な築年数は?失敗しないための注意点も解説

2024.11.14
リフォームコラム

「リノベーションを検討したいけれど、築年数はどのくらいがいい?」
「そもそも建て替えとの違いは?」
など、初めて経験するリノベーションには疑問が尽きません。

この記事では、基礎や構造を残して建物を解体する「フルリノベーション」に焦点をあてて、最適な築年数について解説。リノベーションで失敗しないための注意点までお伝えします。

建て替えとリノベーションの違い

中古住宅の再生には、建て替えとリノベーションの二つの方法があります。

中古住宅は、建て替えとリノベーションどっちがいいの?

既存の建物を解体・撤去して、新築の住宅に建て直すことを「建て替え」といいます。戸建て住宅の再生は、建て替えが一般的でしたが、近年広まりつつあるのが「リノベーション」です。

リノベーションは、既存の建物を改修し、資産価値の高い建物に再生することを指します。老朽化した箇所の改修にとどまる「リフォーム」と比べ、建物の利便性やデザイン性が飛躍的に向上するのがリノベーションのメリットです。

リノベーションの中でも、基礎と構造体だけを残したスケルトン状態から改修することを「フルリノベーション」と呼びます。
フルリノベーションは、建て替えが難しい「再建築不可」の物件を再生できる方法です(ただし、建築確認申請が不要な工事に限定されます)。

建て替えとフルリノベーション、費用の違いは?

建て替えとフルリノベーションでは、費用にどのくらいの違いがあるのでしょうか?

国土交通省の「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、建て替えに必要となる住宅建築資金は4,487万円となっています。近年、建築コストの上昇に伴い、建て替えの建築資金は増加傾向にあります。

一方、リノベーションは、内外装を一新する場合でも1,500万円から2,000万円台が主流です。建築コストの上昇はリノベーションにも関係しますが、建物の主要部を活かせることから、費用を抑えることができます。

フルリノベーションに適した築年数とタイミング

フルリノベーションに最適な築年数の目安は20~30年です。また、子どもが独立したタイミングで、築40~50年以上の建物をフルリノベーションするケースも多く見られます。

築20~30年

築20~30年の建物は、耐震基準を満たしているケースが多く、価格を抑えてフルリノベーションできる可能性があります。これから数十年住み続けていく子育て世帯におすすめです。

建物の状態が良ければ、水回りのリフォームや老朽化が見え始めた箇所の改修で、見違えるような住まいに変わる場合もあります。

築40~50年以上

築40~50年以上の建物もリノベーションが可能です。子どもが独立した後も、「長年生活してきた愛着のある土地でこれからも暮らしたい」と考える方は多くいらっしゃいます。

築40~50年以上の建物でも、今の暮らしに合わせた間取り変更、傷んだ柱を交換して耐震補強をするなど、適切なリノベーションを行えば、安心して暮らせる建物への再生が可能です。

フルリノベーションで失敗しないための注意点

フルリノベーションを行う際には、いくつかの注意点があります。フルリノベーションを検討する前に知っておきたい情報をまとめました。

スケジュール

リノベーションのスケジュールは、新築よりは早い流れで進みますが、工期の遅れはめずらしくありません。壁の解体時に想定外の問題点が見つかったり、資材の調達に時間がかかったりすることも少なくなく、予期せぬ事態に備えて余裕を持つことが大切です。

引っ越しのスケジュールは、工事完了予定日から1〜2か月程度の余裕をみておきましょう。

資金計画

リノベーションで住宅ローンを申請する場合は、申請時に図面や見積もりなどの資料を揃えておく必要があります。リノベーション会社を早い段階で決め、予算を伝えて概算見積もりを作ってもらうと、ローン申請の流れがスムーズです。

フルリノベーションは、壁の解体時に修繕を要する部分が明らかになることも少なくありません。総額の10〜15%を予備費として確保しておきましょう(見積もりに予備費が含まれている場合もあります)。

耐震補強

フルリノベーションは、建物基礎の劣化した部分を発見し、修繕できることがメリットです。
1981年以前に建てられた旧耐震基準の建物は、耐震診断を行い、必要に応じて耐震補強工事を行うようにしましょう。

また、旧耐震基準の建物は耐震改修に伴い、自治体から補助金を受けられる可能性があります。事前に補助金の有無を確認しておきましょう。

断熱性・気密性

住まいの快適性と大きく関わるのが、断熱性と気密性です。夏の暑さや冬の寒さに悩まないためにも、床や天井への断熱材の追加、複層ガラスや樹脂サッシへの交換を検討しましょう。

費用はかかっても冷暖房効率が上がれば、光熱費を下げることができます。断熱サッシは結露やカビを防ぐため、健康面でも大きなメリットを得られるでしょう。

給排水配管・電気配線

給排水管や電気配線の交換ができるのも、フルリノベーションならではのメリットです。
古い住宅では、金属配管が使われていることもあり、サビの発生や漏水の懸念があります。樹脂配管に交換しておくと安心です。

また、古い電気配線には、漏電や火災のリスクがあります。家電製品が増えることを見越して、分電盤や契約アンペアの見直しも検討しましょう。

コマリノベのフルリノベーション事例をご紹介!

兵庫県宝塚市のリノベーション専門店「コマリノベ」では、「断熱2倍・耐震2倍・収納2倍」をコンセプトに、多くのお住まいのリノベーションを手掛けてきました。その施工事例の一部をご紹介します。

【築32年・工事費用1,480万円】

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ご両親から受け継いだお住まいの寒さにお悩みだったU様。特に、キッチンやお風呂の寒さにお困りでした。
そこで、家全体を吹き付け断熱(アクアフォーム)で包み込み、気密性を高め、部屋同士に温度差が出ないように改善。小さなお子様も安心して過ごしていただける環境に変わりました。

▼詳しくはこちら▼
おしゃれな今風の家に!宝塚市の築32年の家をフルリノベーション!

【築48年・工事費用1,800万円】

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after

建て替えと迷われた末に、費用面からフルリノベーションを選択されたE様。
和のお住まいから、モダンな洋のお住まいへと見違えるような内装と設備に変わりました。
暮らしにくかった間取りを大幅に改善、耐震性も確保した事例です。

▼詳しくはこちら▼
昔ながらの和の住宅を一軒まるごとリノベーション

【築58年・工事費用2,400万円】

before

after

築58年の古民家にお住まいのF様。耐震性と断熱性、住宅の性能面にお悩みでした。断熱・気密性の向上、耐震性アップを中心にご提案させていただきました。
さらに、物が増えたことにより収納も不足しているとのことで、収納量も確保。昔ながらの和室を広々とした空間にリノベーションした事例です。

▼詳しくはこちら▼
宝塚市の古民家をフルリノベーション

まとめ

長く住むことを考えてフルリノベーションする場合、建物の強度や耐震性の面からみると、最適な築年数の目安は20~30年となります。また、子どもが独立したタイミングで、築40~50年以上の建物を耐震補強などした上でフルリノベーションするケースも多く見られます。

フルリノベーションで後悔しないためには、スケジュールや資金計画が重要です。加えて、断熱・気密・耐震性といった高い住宅性能を付与できるリノベーション会社に依頼することも、重要なポイントになります。

コマリノベは、「断熱2倍・耐震2倍・収納2倍」をコンセプトに、兵庫県宝塚市を中心に多くのリフォーム・リノベーション工事を手掛ける専門店です。

今回は、戸建ての事例をご紹介しましたが、もちろんマンションのリノベーションにも対応しています。宝塚市・西宮市・川西市・伊丹市のリノベーションなら、ぜひ「コマリノベ」にご相談ください!

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