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リフォーム期間の目安は?工事をスムーズにするポイントと仮住まいについて解説

2024.3.29
リフォームコラム

リフォームを検討する際、多くの方が気になるのは「どれくらいの期間がかかるのか」という点です。

一戸建てやマンションのフルリフォームから、キッチンやトイレといった部分的な改修まで、リフォームの種類や規模によって工事にかかる期間は大きく異なります。また、場合によっては工事期間が予想以上に延びることも珍しくないため、余裕のある計画を立てておくことが重要です。

今回は各種リフォームにかかる期間の目安と、スムーズにリフォームを進めるためのポイントをご紹介します。工期が延びる原因や、リフォーム中の仮住まいの考え方についてもご紹介しますので、リフォームを計画的に進めるための参考にしてください。

一戸建てのフルリフォームにかかる期間の目安

一戸建てのフルリフォーム期間は、建物の構造やリフォームの内容によって異なりますが、3~4カ月が目安となります。ただし、工事開始前にはリフォーム会社との打ち合わせがあり、プランの決定まで2~3カ月程度を見込む必要があります。

リフォーム会社の選定から工事完了まで、合計で5~7カ月程度かかる計算です 。

マンションのフルリフォームにかかる期間の目安

マンションのリフォームの場合は、壁材・床材・水回りの交換など、見える部分を新しくすることをフルリフォームと呼びます。

マンションのフルリフォームにかかる期間は、1~3カ月程度が目安です。さらに一戸建てと同じく、リフォーム会社の選定やプランの決定に2~3カ月ほどかかるため、トータルとしては3~6ヶ月程度かかると想定しておくといいでしょう。

キッチンのリフォームにかかる期間の目安

キッチンのリフォームは、キッチンの場所を変更するかどうかによって工期も変動します。

キッチンの位置を変えず、キッチン自体を新調するだけの小規模な工事の場合は、5日程度が工期の目安です。キッチンの解体・撤去は1日程度、床の補修や給排水工事は3日程度、キッチンの取り付け・調整は1日程度で完了するのが一般的とされていますが、設置するキッチンの種類によっては1週間~10日前後かかることもあります。

キッチンの向きを変えたり間取り自体を変更したりといった大がかりなリフォームでは、工事完了まで約2~3週間かかるケースが多くなります。間取りの変更を伴うリフォームでは、配置変更や給排水管の移設など複雑な作業を伴うため、小規模なリフォームに加えて追加で約1~2週間必要になります。

トイレのリフォームにかかる期間の目安

トイレのリフォームにかかる期間の目安は、以下の表のとおりです。

洋式から洋式への交換半日~1日
和式から洋式への変更2~3日
室内の壁や床の交換1~2日
配管・内装工事を伴うリフォーム3~5日

便器や便座の単純な取り替えであれば、2〜3時間程度で完了することがほとんどです。和式から洋式へのリフォームや、トイレ室内の壁や床の交換を伴う場合は、2~3日の工期を見込む必要があります。

一方、配管位置の調整や内装工事を伴う大規模なリフォームの場合、工事期間は3~5日程度になります。

洗面台・洗面所のリフォームにかかる期間の目安

リフォームの種類には、洗面台のみを交換する簡易的なものから、内装工事を伴う全面的なリフォームまであります。洗面台を交換するだけであれば、工期は半日~1日が目安。洗面台の交換と内装工事を同時に行う場合は、工期は1~3日が目安です。

浴室のリフォームにかかる期間の目安

浴室のリフォームにかかる期間の目安は、以下の表のとおりです。

ユニットバス全体の交換2〜3日
在来浴室からユニットバスへのリフォーム4~7日

浴室のリフォームにかかる期間は、リフォームの規模によって大きく異なります。
ユニットバス全体の交換では、解体から設置、付随する水道・電気工事や内装工事を含めて2〜3日かかります。

タイルを使用した在来浴室からユニットバスへのリフォームのように、大規模な改修を伴う場合は、土台のコンクリート工事や木工事、配線、土間の基礎工事などが必要になるため、工期は平均して4~5日間を要します。

リビングのリフォームにかかる期間の目安

リビングのリフォームにかかる期間は、以下の表が目安になります。

フローリングの張り替え2〜3日
床暖房の追加1~4日
壁紙の張り替え1~2日

壁紙や床の張り替えの場合、数日から1週間程度で完了することがほとんどです。一方、床暖房の設置や間取りの変更など、大がかりな内装工事を伴う場合は、工期が数週間に及ぶこともあります。

エクステリア・外構のリフォームにかかる期間の目安

エクステリア・外構は、建物の外側にある庭・玄関・フェンス・車庫といった構造物のことを指します。

エクステリア・外構のリフォーム期間は、下記の表が目安です。

植栽・芝張り1日
ウッドデッキの新設1〜2日
カーポート(簡易車庫)の新設1~2日
車庫・ガレージの新設1~2カ月
玄関ドア・門扉の交換1日
ブロック塀・フェンスの設置、交換1〜2週間

植栽や芝張り、ウッドデッキの新設などは、比較的短期間で建物の外観を変えることが可能です。

一方で、シャッター付きの車庫やガレージを新設する場合には、1〜2カ月程度の長期間を見積もる必要があります。

外壁・屋根のリフォームにかかる期間の目安

外壁や屋根のリフォームにかかる期間は、下記の表が目安です。

屋根・外壁の塗装2~3週間
屋根・外壁の交換・葺き替え3~6週間
屋根の重ね葺き(カバー工法)3~5日

外壁の塗り替えにかかる期間は、一般的には2~3週間程度が目安です。ただし、リフォームの時期によって下地処理や塗装の乾燥時間が異なるため、工期が前後することがあります。

屋根のリフォームは、既存の屋根に新しい屋根材をかぶせる「重ね葺き(カバー工法)」という工法であれば、3~5日程度で工事が完了します。一度すべて撤去して新しい屋根材を張る場合は、工期は1~3週間程度が目安です。

リフォーム期間が延びる原因

リフォーム工事は見積もり時の計画どおりに進むのが理想ですが、実際はさまざまな要因で延びることがあります。

一戸建て

一戸建ての工期が延びる原因は、大きく分けて2つ考えられます。

1つ目は、解体作業中に予期せぬ構造上の問題が見つかるなどです。構造のみの状態にしたときに、耐震性が不十分であることが判明したり、外からは見えなかった損傷が見つかったりすると、追加で補強工事をしなければなりません。

もう1つの原因は天候不良です。外壁や屋根の工事は、雨天では作業ができないため、天候不良が続くと工期が大幅に延びることもある点に注意が必要です。

マンション

マンションのリフォーム工事が長引く原因としては、まず管理組合から許可を得るまでに時間がかかる可能性が挙げられます。

マンションはたとえ専有部である室内の工事であっても、必ず管理組合からの許可を得なければなりません。申請してから許可が下りるまでに数週間かかるケースもあり、予定していた日程でリフォームを始められないことも考えられます。

また、リフォーム工事では振動や騒音が発生するため、近隣住民への配慮が不可欠です。曜日や時間帯など、工事を行えるタイミングに制限がある場合、予想以上に工期が延びることも少なくありません。

リフォーム中の仮住まいはどうしたらいい?

リフォーム工事の内容やかかる期間によっては、工期中の仮住まいを用意する必要があります。

ホテル

リフォーム期間が数日から1週間程度と短い場合、ホテルを仮住まい先として選ぶと便利です。ホテルは家具や日用品が完備されているため、最低限の荷物を持って行けばすぐに生活を始められます。清掃サービスがあるため、日々の掃除の手間を省けるのも魅力です。ただし、1日あたりのコストは高くなるため、長期間の利用には不向きです。

賃貸住宅・賃貸マンション

リフォーム期間が1カ月以上と長期にわたる場合、賃貸住宅や賃貸マンションを仮住まいとして選ぶのが一般的です。自宅と同様の生活環境を確保できるため、家族全員が比較的ストレスなく過ごせます。ただし、敷金・礼金などの初期費用、引っ越し費用や光熱費が発生する点は考慮する必要があります。

ウィークリーマンション

リフォーム期間が数週間から数カ月という中期間の場合、ウィークリーマンションを利用するという選択肢もあります。ウィークリーマンションは、ホテルと賃貸住宅の中間的な位置づけで、家具や家電が備え付けられているため、手ぶらで入居できます。また、賃貸契約に比べて手続きが簡単で、契約期間を柔軟に調整できる点もメリットです。しかし、地域や運営会社によっては料金が高めに設定されている場合があるため、予算とのバランスを考慮する必要があります。

リフォームをスムーズにする4つのポイント

リフォームをスムーズに進めるためには、ここでご紹介する4つのポイントを押さえておきましょう。

リフォームの目的と優先順位を明確にする

リフォームは工事だけでなく、打ち合わせやプランの決定にも多くの期間を要します。プランの決定をスムーズに進めるためには、リフォームの目的と優先順位を明確にしておきましょう。

あらかじめリフォームで何を達成したいのか、譲れないポイントはどこかを明確にすることで、打ち合わせがスムーズに進み、予算配分も適切に行えます。

仮住まい先を早めに決めておく

大規模なリフォームの場合、家を一時的に離れる必要が出てくることがあります。仮住まい先を早めに決めておくことで、リフォーム期間中の生活に必要な準備を整えることができ、ストレスを軽減できます。
特に賃貸マンションやウィークリー・マンスリーマンションを利用する場合は、手続きに時間がかかるため、早めに物件探しを始めることをおすすめします。

規約や搬入経路を確認しておく

マンションでのリフォームの場合、管理組合の規約に沿うこと・管理組合からの許可を受けることが求められます。打ち合わせで決めたリフォームが、入居中のマンションで禁止されている内容だった場合、プランを練り直さなければならなくなるためです。

また、大型の家具や建材を搬入する際の経路も、事前に確認しておきましょう。搬入にエレベーターが使えない場合、階段で搬入しなければならず、作業効率が下がり工期が延びる可能性があります。周辺の道路をトラックが通行できるか・駐車できる場所はあるかも、スケジュールに大きく影響するため、必ず確認しておくことが重要です。

実績のあるリフォーム会社に依頼する

リフォーム工事完了後に、イメージと違ったり施工不良が見つかったりといったトラブルが原因で、工期が延びるケースも少なくありません。そのため、リフォーム会社を選ぶ際は、希望するリフォームの工事実績が豊富かどうかに着目することが重要です。

過去の実績や口コミを確認するほか、複数のリフォーム会社に見積もりを出してもらうことで、信頼できるリフォーム会社に出会える可能性が高まります。

まとめ

工事の内容や規模、現在の建物の状態や天候など、リフォームの工期はさまざまな要素・要因によって大きく変動します。

希望するリフォームをスケジュールどおりに進めるためには、実績が豊富で信頼できるリフォーム会社に依頼し、入念な計画を立てることが重要です。

駒商では、一戸建て・マンションのフルリフォームはもちろん、キッチン・トイレ・外構・外壁などの部分リフォームにも幅広く対応しております。

「もっと快適な住まいを造りたい!」とお考えの方は、ぜひ一度お問い合わせください。