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リフォームに最適な時期はいつ?築年数別おすすめリフォームポイントを解説

2022.11.12
リフォームコラム

リフォームに最適な時期はいつ?築年数別おすすめリフォームポイントを解説

年数がたった家は、一見傷んでいないように見えても、隠れたところで劣化が進んでいることがあります。そのためリフォームのタイミングを逃すと、大切なわが家が大きな被害を受けてしまうかもしれません。

今回は家の劣化が気になる方に向けて、築年数ごとにおすすめのリフォームのポイントをお伝えします。キッチンや外壁など家の部分ごとに、リフォームすべきかどうかの見分け方もお伝えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。

最適な年数でリフォームする大切さ

リフォームは最適な年数で行うことで、不具合や被害拡大による余計な出費を抑えられます。例えばキッチンが古くなって水漏れを起こせば、床下の材料を腐らせてその修理費が必要になります。

また屋根が劣化し割れて雨漏りが起きれば、中の骨組みや部屋の天井のシミを直す費用がかかります。被害が広がる前にリフォームすれば、こうした出費が最小限で済みます。リフォームは、単に見える部分をきれいに直すだけでなく、将来の損失を未然に防いでくれる役割も果たすのです。

築年数ごとのおすすめリフォーム箇所

それでは築年数ごとに、どのようなリフォームがおすすめかをお伝えします。

築5〜10年

室内の壁や床にできた、小傷や汚れが気になるころです。目立つ場所にあったり、数が多かったりするなら、専門業者に頼んで補修してもらいましょう。また10年が近づくと、エアコンやエコキュートなど設備に不具合が出始めます。修理すれば寿命を伸ばせるため、調子が悪いと感じたら早めにメーカーに相談しましょう。

築10〜15年

外壁や屋根の種類によっては、色褪せや小さなひび割れが出始めます。塗装すれば劣化が進むのを抑えられるため、早めにリフォーム会社に相談することをおすすめします。

またキッチンやお風呂、トイレといった水回りにも不具合が出てきます。特に水漏れはまわりの材料も傷めてしまうため、被害が広がらないうちに修理しましょう。

築15〜20年

これまでメンテナンスをしていなかったお宅の屋根や外壁は、かなり傷んでいる可能性があります。内部に雨水が入り込んでいることも考えられるため、早急にリフォーム会社に点検と塗装を依頼しましょう。また木造住宅では防蟻処理の効果が切れており、併せて消毒をしてもらうのもおすすめです。

築20〜30年

20年を超えると、キッチンやお風呂など大型の設備も徐々に寿命を迎えます。修理用の部品もほぼ廃盤となっているため、直すよりは入れ替えがおすすめです。また子世帯と同居などライフスタイルに変化があるようなら、増改築を検討しても良いでしょう。

築30年以上

一般的な木造住宅の寿命は30年と言われています。広い範囲に劣化があるようなら、少しずつ直すより全面的にリフォームをした方がトータルの出費を抑えられます。見えない床下や壁の中などに損傷があることも考えられるため、リフォーム会社に家全体の点検を頼んでみましょう。

リフォームすべきか見分けるポイント

それでは家の部分ごとに、リフォームすべきタイミングか見分けるポイントをお伝えします。もし該当する点があれば、早めにリフォームを検討するようにしてください。

キッチン

IHコンロや食器洗い機は、不具合があってもその部分だけを交換できます。10年を過ぎて、IHコンロの火力が弱くなったり、途中で止まったりすることがあれば交換のタイミングです。食洗機も汚れが十分に落ちなくなったら交換を検討しましょう。また水栓は水漏れがあっても部分交換が可能です。

ただし内部に水濡れやカビが発生した、天板が割れた、扉の表面がはがれてきた、といった本体の損傷は修理や交換が難しい場合がほとんどです。そのまま使い続けると傷みが広がる一方なので、本体ごとの交換を検討しても良いでしょう。

トイレ

ハンドルを回してもうまく水が流れない、暖房便座やウォシュレットが動かない、といった不具合は修理が可能です。しかし古くなると部品の在庫が無くなり、本体を交換するしかないこともあります。使ううえで不便がないとしても、早めに修理を頼みましょう。

年数が古くタンクに水を引き込むパイプや、便器と床の継ぎ目などから水漏れしているときは、至急トイレ本体を交換しましょう。そのままにしておくと床や床下の材料を傷めてしまいます。

洗面台

洗面台のボウルがひび割れたなどで、下にある収納の内部まで濡れている場合はすぐに修理してもらいましょう。もし洗面台の裏側や下にまで水が漏れていれば、建物の骨組みまで傷めてしまう可能性があります。ただボウルだけの交換は難しいため、全体的に老朽化しているなら交換も検討しましょう。

お風呂

昔からのタイル貼りの浴室(在来工法の浴室)は、タイルや目地が割れると水漏れして壁の中や床下を腐らせる可能性があります。しかもお風呂まわりは暖かく、水漏れがあるとシロアリが集まってきてしまいます。割れを直すだけでなく床下や壁の中も点検し、水漏れがあるならユニットバスへの交換も検討しましょう。

また箱状のユニットバスも使っていくうちに、水栓の水漏れや鏡の割れ、棚の破損などが発生します。しかし古くなると交換部品が無く修理が困難になるため、できるだけ早めに修理を頼むことをおすすめします。

外壁

外壁は、色あせが見られたり、触ると粉になった塗料が手に付くチョーキングが始まっていたりするなら、防水機能が失われた状態になっているということです。早めに塗装をしないと外壁に雨水が染み込み、ひび割れや反りが起きてしまいます。

すでにひび割れや反りが発生しているなら、外壁の張替えや上から金属製外壁を貼るリフォームを検討しましょう。そのままにしておくと外壁の中に雨水が入り込み、建物の柱などを腐らせる恐れがあります。

屋根

屋根はスレート瓦やセメント瓦を使っていると、10年を超えたころからひび割れが始まります。初期段階なら塗装と部分的な交換で劣化を防げます。

しかしあちこちに割れが起きている場合は、全面的に葺き替えるか金属製の屋根材で覆うリフォームをおすすめします。対応が遅れると雨漏りにつながり、建物本体を傷める恐れがあります。

玄関ドア

玄関ドアは表面が紫外線や風雨で劣化し、色あせが始まります。本格的に傷む前なら、塗装で劣化の進行を食い止められます。

もし面材のはがれや、ドアノブや鍵、蝶番などにサビや不具合が発生しているなら交換のタイミングです。古いドアを外し、既存のドア枠の上に新たなドア枠とドアを設置するカバー工法なら、1日で工事が終わります。

壁紙

壁紙は小さな傷なら補修で直せますが、広範囲に傷や割れ、日焼けや汚れが目立つ場合は貼替えを検討しましょう。傷みが多いと直した跡が目立ちやすく、日焼けは直すこと自体が難しいためです。壁紙が新しくなるとまるで建て替えたような新鮮さがあり、気分転換にもなるのでおすすめです。

床の傷が増えてきたり、色が落ちてきたりしたときは、早めに補修や塗装を頼みましょう。ひび割れやはがれが起きる前なら、張替えまでしなくても済む可能性があります。ただし、ひび割れやはがれがひどいようなら、張替えや上からフロアシートなどを貼るリフォームをおすすめします。

ライフスタイルの変化でリフォームする

住む人のライフスタイルが変わってきたときも、リフォームするタイミングです。次のような変化があったら、ぜひリフォームを検討してみましょう。

バリアフリー化

歳を取って段差につまずきやすくなったり、立ち上がるのに苦労するようになったりしたら、バリアフリー工事を検討しましょう。段差の解消や手すりの設置、外にスロープを作るなどが代表的な工事です。

またお風呂の入り口の段差や、滑りやすいタイルの床も転倒の原因になります。全体的に古くなっているなら入れ替えをしても良いでしょう。

子世帯との同居

子どもの世帯と同居することになったときも、リフォームのタイミングです。1階のキッチンを新しくするだけでなく、2階にキッチンを増設することもできます。また共用するお風呂やトイレを新しくする方もいます。他に壁紙を貼り替えたり、床を新しく張り替えたりして、気持ちよく使えるようにするのもおすすめです。

断熱性の改善

退職して家にいる時間が増えた、自宅でリモートワークをするようになった、といった変化があったら、日中も冷暖房が効きやすくなる断熱改修をしてはいかがでしょうか。

手軽にできるのは内窓の設置で、今の窓の内側にも窓を付けて冷暖房の効率を良くします。内窓では窓を2回開けるため面倒だという方は、既存の窓を断熱性の良い樹脂サッシなどに交換する方法もあります。いずれも冷暖房費を抑えられ、家計の節約にもなります。

まとめ

リフォームはタイミングを見極めるのが難しいものです。しかしどのリフォームも早めに行った方が、損傷の広がりを防ぎ、リフォームにかかる費用を抑えられます。

駒商ではお客様のお宅の状態を無料で点検させていただき、最適なリフォームをご提案しています。気になる点があれば、お電話やホームページのお問い合せフォームから、お気軽にご相談ください。